ゴルフクラブが折れた、曲がってしまった、そんな時に頼りになるのがゴルフ保険のゴルフ用品補償です。
ここでは、クラブを破損した時やゴルフ用品の盗難にあった際にどのように補償されるのか、そして保険金の申請方法についても解説していきたいと思います。
ゴルフ用品補償とは
ゴルフ保険のゴルフ用品補償とはどのような内容なのか、詳しく見ていきましょう。
ゴルフ保険の補償内容
まずゴルフ保険とは、以下の4つの補償で成り立っています。
- 自身のケガの補償
ゴルフプレー中に起きた自身のケガについて補償されます。
- 他人への賠償責任補償
ゴルフプレー中に他人にケガをさせてしまった、他人のクラブを折ってしまったなどの場合に補償されます。
- ホールインワン・アルバトロス補償
ホールインワン・アルバトロスを達成した際の、祝賀会や記念品の配布などのお祝いにかかった費用が補償されます。
- ゴルフ用品補償
ゴルフ場やゴルフ練習場でゴルフ用品が破損した、盗難にあった場合に補償されます。
ゴルフ用品とは、ゴルフクラブ・ゴルフボール・その他ゴルフ用に設計された物・被服類・ゴルフバッグなどです。時計や財布、携帯電話などの携行品は含まれません。
ゴルフクラブの補償は時価額
ゴルフクラブを破損してしまった際の補償は、購入時の金額が全額出るわけではありません。同等の物を購入するのに必要な金額から、経過年数による消耗分を差し引いた額(時価額)か、修理にかかる費用かどちらか金額の低い方が支払われます。
例えば5年前に購入した5万円のクラブを折った場合、現在の価値が1万円、修理費用が2万円とみなされると、実際に支払われる保険金は時価額の1万円ということになります。また、修理不能の場合も時価額の1万円が支払われます。
ゴルフクラブが破損した時の保険金申請方法と対象外になるケース
保険の申請方法と必要書類
では実際にクラブが折れてしまった場合、保険金をどのように申請すればよいのでしょうか。保険に入っていても実際に保険金を請求する機会は少ないものですから、必要な書類などいざという時のために事前に把握しておくと、スムーズに支払いを受けることができます。
【クラブが折れてしまったら】
- 折れた状態がよくわかるように写真を数枚撮っておく。メーカーや型式なども撮っておくとよい
- ゴルフ場で「事故証明書」を発行してもらう
- ゴルフショップで「修理見積書」もしくは「修理不能証明書」をもらう
- 保険会社に「保険金請求書」を請求して記載・捺印後郵送する
- 問題がなければ後日保険金が振り込まれる
盗難の場合は警察へ「被害届」を出すことも必要です。
保険金支払いの対象外になるケース
ゴルフ保険でゴルフ用品が全て補償されるわけではありません。以下のようなケースは対象外となりますのでチェックしておきましょう。
- クラブ以外のゴルフ用品の破損
- 経年による消耗・変質
- ゴルフボール単品での盗難
- 置き忘れによる盗難、紛失
- ゴルフ場や練習場以外でのゴルフ用品の盗難
例えば、ゴルフバッグを乱暴に扱って破れてしまった、家の駐輪場でトランクに入れていたゴルフバッグが盗まれた、長年使っていたクラブが擦り切れてきた、ゴルフ場のロッカーから財布が盗まれたなどが当てはまります。
これらのケースは対象外になりますので保険金は支払われません。
まとめ
ゴルフ保険と聞くとゴルフ用品の破損や盗難は全て補償されるものと考えてしまいがちですが、対象外となるケースも意外と多くあります。また、購入した金額が全額戻ってくるものと勘違いされている方も多いのですが、実際の損害額として時価額までの補償しか受けられませんので、そちらも理解しておく必要があります。
補償の対象となるケース、ならないケース、申請に必要な書類や方法など事前にしっかりと把握して加入することが大切です。