ホールインワンやアルバトロスに備えるゴルフ保険の仕組み

ゴルファーなら一度は出してみたいと憧れるホールインワン。実際にホールインワンを達成すると祝賀会開催費用など少なくない費用が発生しますが、その費用を補償してくれるのがゴルフ保険のホールインワン・アルバトロス補償です。ここではホールインワン補償とはどのような仕組みなのかを解説していきます。
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ゴルファーなら一度は出してみたいと憧れるホールインワン。実際にホールインワンを達成すると祝賀会開催費用など少なくない費用が発生しますが、その費用を補償してくれるのがゴルフ保険のホールインワン・アルバトロス補償です。ここではホールインワン補償とはどのような仕組みなのかを解説していきます。

ゴルフ保険のホールインワン・アルバトロス補償とは

ゴルフ保険の補償内容と、ホールインワン・アルバトロスにかかる費用について詳しく見ていきましょう。

ゴルフ保険の4つの補償内容

ゴルフ保険の補償内容は、以下の4つです。

傷害補償

ゴルフ中にケガをしてしまった際に補償されます。

他人への賠償責任補償

ゴルフ中に他人にケガをさせてしまった、他人のクラブを折ってしまった、など賠償金や慰謝料などが発生した場合に補償されます。

ゴルフ用品の補償

クラブが折れてしまった、ゴルフバッグが盗まれた、という場合に補償されます。

ホールインワン・アルバトロス補償

ホールインワン・アルバトロスを達成した際に開催した記念祝賀会や記念品の配布など、実際にかかった費用が補償されます。達成のお祝い金ではありません。

ホールインワン達成時にかかる費用

日本では昔からホールインワン・アルバトロスを達成すると、祝賀会や祝賀コンペを開催する、同行者に記念品を配布するなどのお祝いをする習慣があります。これは「幸せのお裾分け」や、「喜ばしいことがあったあとに不幸がこないように」という意味合いがあるそうです。

親しい友人と回っていた時であれば、簡単なお祝いの飲み会などで済ませられるかもしれませんが、仕事関係の方とのラウンドやコンペなどであればやはりそれなりにお祝いとしてふるまわなければならないでしょう。

費用としてはだいたい10万~100万円ほどかかります。

お祝いとして多いのは

  • ゴルフ場に記念植樹(10万円ほど)
  • キャディさんにご祝儀を渡す(1万円~)
  • タオルやワインなど記念品を作成し配布する(500円~2,000円×人数分など)
  • 祝賀コンペを開催する(人数による)

などです。

ホールインワン・アルバトロス補償の内容

ホールインワン・アルバトロス補償は最大30万円、50万円、100万円での設定が多いです。仕事関係でコンペの参加が多い、取引先の方と回ることが多いという方は100万円を、気のおけない友人と回ることが多いという方は30万円あればよいでしょう。

ただし、ホールインワン・アルバトロス補償を受けるためには証明が必要です。ホールインワン保険金詐欺を防ぐため、条件はかなり厳しいものになっています。

次の項では補償を受けるための注意点を解説していきます。

ホールインワン・アルバトロス補償の注意点

ホールインワン・アルバトロス補償の対象外となる場合もいくつかあります。事前に把握していないと、気前よくふるまった後に保険金が支払われなかった、というケースもありますのでしっかり確認しておきましょう。

保険対象外になるケース

海外でのホールインワン・アルバトロス

ホールインワンを達成してお祝いをする習慣は海外ではあまり見られないものです。そのため、海外でのホールインワンは対象外となります。

セルフプレー中のホールインワン・アルバトロス

ホールインワン補償を受けるためには同伴競技者以外の証明が必要ですので、キャディをつけていないセルフプレー中は証明が難しく、対象外となることが多いです。

セルフプレーであっても、ゴルフ場の造園業者や後続のプレイヤーなど第三者の目撃証明がある、ホールインワンを撮影した動画があるなど、証明が可能であれは補償を受けることができる場合もあります。

ゴルフ指導者によるホールインワン・アルバトロス

プロによるホールインワンも対象外です。また、自分の働いているゴルフ場でのホールインワンも対象外となっています。

ホールインワン補償を受けるための必要書類

補償を受ける際にはホールインワンを証明する書類が必要です。

  • 保険金請求書
  • ホールインワン証明書
  • 祝賀会や記念品作成などの領収書の原本

確かにホールイン・アルバトロスを達成したと証明するために、保険会社所定のホールインワン証明書を提出しなければなりませんが、これには同伴競技者・キャディ・ゴルフ場の責任者全ての捺印が必要です。

セルフプレーの場合はキャディの代わりに目撃した第三者の捺印が必要になるため、ホールインワンを達成した際にその場で証明書への捺印をお願いしておきましょう。

また、領収書の但し書きも「飲食代」や「商品代」では保険金が下りませんので、必ず「ホールインワン記念」という文言を入れてもらうようにしましょう。

まずは保険会社に相談を

ホールインワン記念として様々なお祝い方法がありますが、まずは保険会社にどのような方法でしたいのかを相談しておきましょう。記念旅行などどこまで認められるかは保険会社によって違いますので、事前に確認しておくと安心です。

商品券やギフト券などの金券は基本的には不可ですが、記念クオカードなどは認められる場合が多いようです。こちらも念のために事前に相談しておく方がよいでしょう。

まとめ

ホールインワン・アルバトロス補償はゴルフ保険独自の補償です。せっかくの喜ばしい出来事なのに、お金の心配をしなければならないとなると素直に喜べなくなってしまいます。一生に一度あるかないかのことですので、しっかり補償してもらえるよう備えておくと安心ですね。

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